公演内の美術館の図書室

公演内の美術館の図書室

今日は2月というのになんという暖かさ。こういう日を小春日和というのですよね。週末の晴れた日には、近くにある公園まで散歩して公園内にある市立美術館に寄ることが多いのです。ここの常設展示コーナーには、実業家の骨董のコレクション
が展示してあるので、それを観るのが楽しみです。千利休の書状などもある、質の高いコレクションです。

 

そしてそれを見終わると、すぐそばの図書室でゆっくりと写真集を見るのがいつもの行動です。いつも見る写真集は
芸術家や文化人の白黒のポートレートです。この写真集がすばらしく何度みても飽きません。たぶんこの写真集を
一番多く観ているのは私でしょう。なかでも印象に残るポートレートがいくつかあります。まず志賀直哉のポートレートです。

 

この作家は顔のつくりがしっかりとして他の写真集でみても見事なポートレートばかりです。特にこの写真集の志賀直哉は
老人ながら清潔ななんともいい表情をしています。そして雑誌コーナーにあった芸術新潮の小林秀雄の特集号に見入りました。雑誌には小林の鎌倉の自宅や文士達とのスナップ写真、欧州旅行のスナップ写真が掲載されていました。写真のなかに、ただ歩いているだけでこれだけ様になる人は珍しいとの文章があるとおり、ほんとうに俳優のように様になっていました。